折りたたみ自転車改良3 7速化

折りたたみ自転車を乗りやすくする。

 

今回はついに7速化に手を出す。

 

標準では6速ボスフリー Shimano MF-TZ20 14-28Tに、シフターはグリップタイプという、なんともステレオタイプ?なイケてない仕様だった。

 

6段変速であることはともかく、トップ14Tというのがどうにも気に入らなかった。

 

そこで用意したのがコチラ

Made in Taiwan, DNP

台湾DNP製 ボスフリー 7S 11-28T

トップ11T、6速でも13Tとなりギヤ比の拡大を図る。

 

ただし、懸念される事がある。

本当にそのまま取り付けられるのか、ということ。

7Sになっても収まるのか?

ネット上の数々の先人達がこの手法を実施しており、成功しているようだ。

しかしフレームの間に1枚分歯車が足され、なおかつ余裕がなければ空転しない。

更にはその後のチェーンラインの事など考え得る課題はある。

 

 

・・・考えていても始まらないのでやってみる。

(素人なので勇気を持ってトライアンドエラーするしかない)

 

結果。

成功! ヨカッタヨカッタ

やってみるものだ。

取り外す前の写真は撮り忘れにより画像比較できないが、印象として厳しそうだった。

でもうまくいったので、他の人もこんな感じだったのかな。

 

ボスフリー交換の際にはハブベアリングの清掃、グリスアップ、玉当たり調整をしておく。

ハブベアリングのメンテ

そういえばボスフリー工具が無かったので新調した。

 

リヤホイール完成
スプロケが事なきを得たので続いてシフターにとりかかる。

エンドキャップ付でしかも角に隔離されたパッケージ。よく出来ている。

 

 

 

これは基本的には入れ替えるだけ。

アウターが長いので清掃・注油は丁寧にしておいた。

シフター取り付け、ワイヤーが無理なく収まるようにして固定

で、ディレイラー調整などして完成。

7Sになった

ディレイラーはそのまま。充分使える。

全体図

で、乗ってみるとこれはもう快適の一言。

小径車故、速度域の不満は諦めていた部分があったがそれが解消された。

 

しかしながらトップ(11T)で力一杯ペダリングすると、フレームがしなっているのを感じてちょっと合成が不安になる。

フレームからハンドルと自分の体が離れた位置にある事によるフラ付きやすさも不安要素の一つか。

さすがはVブレーキ、制動力は問題ないがそれ故についスピードを求めてしまう。

 

総じて、日常の足としてはかなりの完成度まで仕上がってきた感がある。

ポジションを見直したい気がするが、丁度良い部品が見つからないのが悲しいところ。

 

使ったお金

前回まで ¥22239

今回 7Sボスフリー ¥3580

   ボスフリー工具 ¥314

   7Sシフター ¥619

累計 ¥26752

 

DNP 11T-28T ボスフリー 7段ギア SHIMANO(シマノ) MF-HG50-7 互換 LY-1107KFN (7速 11-28T)

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クロスバイク改良4 フロントシングル化

FELT VERZASPEEDの改良を進める。

まずは可能な範囲での軽量化ということでFDを外すなどして、なんちゃってフロントシングルにしてみる。

FD等外すもの一式計量

FD、インナーワイヤー、アウター等一式で195gの軽量化になったらしい。

FDを外した姿

この時はまだ桜の季節だった

フロントは48Tを使っている。

正直、ギア比的に38Tと28Tは必要なかった。

軽量化の効果は、、、あんまりわからん。

ただ、FDがなくなりスッキリして心情的には軽やかになった。

 

そうこうしていると注文してたブツが届いた。

PROWHEELというメーカーのクランクセットである。

PROWHEELクランクセット 計量

クランクセット全て合わせて794g

PROWHEELクランク計量

クランク単品で679g

PROWHEELチェーンリング 計量

チェーンリング50Tで92g

これは軽量化が期待できる。

 

BBはこちらを使用。

シマノBB-RS500

BB-RS500計量

さすがホローテック2規格、91gと軽い。

で、早速。

組み付ける

Shimano純正グリスたっぷり

なにしろ質感が良い。

PROWHEEL純正グリス?が内ネジに。配慮は感じる。

フレームとの干渉は問題なし

で、完成。

フロントシングル化完成図

もとのクランクセットが1075g、BBが314gなので

単純計算で504gの軽量化。(実際にはボルトやFD一式などもあるのでもっと)

おまけにクランクという主軸部分の軽量化なので数値以上に軽くなったように感じる。

フロントシングル化全体図

さらにホローテック2化したこともかなり効いてるように思う。

ベアリングがより外側に配置されたこと、クランク軸が太くなったことにより合成感が段違いである。

脚を回していて力が逃げてる感じがほとんど無くなった。

 

ある事情によりタイヤが中古のMAXXIS 28cに

あとは50Tのチェーンリングでこれまでより大径化、巡航速度上昇に寄与。

肉抜きチェーンリングが1枚になったことで見た目もスッキリして良い。

フロントシングル化、いいじゃないか。

花の命は短い

 

FIAT 14インチ折りたたみ自転車 2

友人の14インチ折りたたみ自転車の整備、カスタムを進める。

 

まずはパンクしていたチューブの交換と共にタイヤも変えてしまうことになった。

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SCHWALBE BIG APPLE 14x2.00 +TIOGA TUBE

なんでも14インチの自転車では定番カスタムらしい、シュワルベのビッグアップルという極太タイヤにを履かせてみることに。

 

これによって若干の大径化と幅が太くなることで安定性、乗り心地の向上を図る。

なるほど、14インチという小径車の弱点を補うわけだ。

それならはじめから16インチとかにすればいいのでは、、、と思ったが口には出さないことにする。

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NEWタイヤ計量

1本329gだった。なかなか立派な重量である。

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NEWチューブ計量

チューブは89g

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タイヤ組んだ

で、組んだ。

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表面のプリント

サイドウォールの立体メーカーロゴとプリントが思いっきり被っている。

ぷっくりして可愛いということで良しとする。

 

それからハブの整備、玉当たり調整もする。

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ハブのメンテ1

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ハブのメンテ2

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ハブのメンテ3

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ハブのメンテ4

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ハブのメンテ5

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ハブのメンテ6

グリスや油汚れで手がベタベタになりながら一生懸命スマホで写真を撮ったので無理矢理アップした。

やっぱ作業しながら撮影するのは大変である。

玉当たりはキツめだったが気持ちよく回る程度まで緩めた。

 

そしてフレームを綺麗にする。

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フレームのお手入れ

汚れを落とし、ワックスがけ、コーティング材で仕上げる。

やってる間はなんか艶がイマイチだな、とか思いながらやってたんだけど、このモデルのカラーリングはマットホワイトだったらしい。

そりゃ艶出ないよね。

 

とりあえず全部の部品を並べてみた。

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全構成部品

なかなか壮観である。

こういうのやりたくなるよね。

気軽にできるサイズの部品達でよかった。

 

では組めるところから組んでいく。

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フォーク組み付け

いきなり気になったんだけどフォークとフレームの摺動部にベアリングがない。

このクラスだからなのか、結構一般的な構成なのか、良くわからん。

なんか樹脂製のベアリング代わり?らしいのでシリコングリス塗って組んだ。

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三ヶ島製ペダル

それからこの三ヶ島製ペダルのクランクとの取り付けネジの裏側が六角穴が掘ってありレンチで回せるようになっていることにちょっと感動した。

さすが三ヶ島というところか。いや、ちゃんとしたメーカーのペダルはそういうものなのか?よく知らない。

 

とか言いながらとりあえず組み上げた。

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ひとまず組み立て

これだけでも、なかなか見違えた。

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折りたたんだ状態で大きさ比較

折りたたんだ状態にするとやはりコンパクトだったのでホイールと並べてみた。

700cホイールの直径とほぼ変わらないかそれより若干小さいくらい。

さすがにこの製品の売りの部分だけはある。

 

そんでオーナーからの依頼でリング錠をつけることになった。

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リング錠取り付け

確かに普段の足として使うならあると便利なものだ。

しかし400gを超える重量がネックでスポーツバイクに取り付けるのは躊躇してしまう。

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リヤだとリムにあたる

それからはじめはリヤに付けようかと思ったが調整の効く範囲ではリムとの干渉を避けられず、断念。

しかし前後の重量バランスの観点から前輪側につけた方がバランスが良くなったので結果的にこれで良いだろう。

 

それからオーナーが既に買ってあったクランクとシートポストの交換をする。

クランクは自分も使っているLiteproだった。

チェーンリングは45Tで、ギヤ比の拡大を図る。(標準は38T)

これに伴いチェーンも新調した。

クランク長が伸びたが、幸い不都合は起きなかった。

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Litepro クランク+チェーンリング 45T

あわせて619gということで明らかな軽量化になる。

 

それからシートポストはMicroHERO製だった。

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MicroHERO製アルミシートポスト

やぐら部分を含んで321gということでこちらも軽量化に寄与。

ただしオーナーは純正シートポストの長さが足りず適正なポジションを取れないことを改善したかったらしい。

このシートポストは純正より長いのでこの点は充足。

 

サクッと組み付けて完成。

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完成図1

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完成図2

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完成図3

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完成図4

散りかけの桜に間に合った。

桜のせいで主役が目立たない写真になってしまったが。

 

ちょっとだけ試乗してみた。

まず思ったのは14インチとかいうおもちゃみたいな自転車の割によく走るということ。

もともとの状態を知らないので比較はできないが、この状態なら日常のちょっとした移動には充分使えるだろう。

太くなったタイヤのおかげか、小径の割に安定感もある。

車体のコンパクトさゆえポジションが窮屈なのは及第点ではあるが。

 

それから一応、速度も計測(スマホアプリによる)。

巡航で22〜24km/hは可能

一瞬だけ最高32km/hに到達(追い風参考記録)

と、そこそこ優秀な動力性能だった。

シングルスピードでギヤ比を拡大したため上り坂は辛くなったことだろう、

しかしながら軽量コンパクトなため無理せず降りて押し歩きしても何ら苦ではない。

自分がオーナーならもう少しギヤ比を大きくして平地での快適さを優先するかも。

 

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SCHWALBE BIG APPLE リフレクターがホワイトリボン状になっている

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リング錠が付いて日常使いが便利に

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タイヤとチェーンのクリアランスが厳しい

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車両重量

全て込みで車重は約9.2kgだった。

このモデルのカタログスペックでは8.5kgとなっている。

そこにリング錠を付け、タイヤ、ペダル等が主な重量増の要因か。

しかし軽量化した部分もあるので700gも増えたとは、、、疑問が残る。

 

それから気になったのが車体の上下の重量バランスの悪さである。

恐らく高い位置にくる部品(ハンドルまわり、サドル等)が重心の位置をかなり高くしてしまっているらしく、スタンドを立てて駐車しているときとても不安定だ。

停めてからハンドルの向きを調整したり何かに立てかけたりしないと長時間の駐車では簡単に倒れてしまうだろう。

この点は現状では如何ともし難いが、もともとこんなものなのだろうか。

 

FIAT 14インチ折りたたみ自転車 1

友人の折りたたみ自転車を預かって修理、メンテナンス、カスタムを行うことになった。

ベース車両はこちら

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預かった車両1

かつてFIATブランドを冠して販売されていた14インチ折りたたみ自転車AL-FDB140のようだ。

(現在はこの後継モデルにあたるものが販売されている。)

軽量、コンパクトが売りで変速は無しのDAHON OEM生産品らしい。

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預かった車両2

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預かった車両3

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預かった車両4

オーナーお気に入りのFIATエンブレム入りのサドル。

 

で、オーナーはいくつか不具合があって乗らなくなって放置していたらしい。

 

オーナーが訴える不具合は大きく3点

1.ブレーキ効かない

2.パンクしてる

3.こいでるとハンドルがガタつく

 

1はFブレーキの調整ネジが無くなっちゃってることが原因のようだ。

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Fブレーキの調整ネジ欠品

しかし、この部品って普通に使ってて無くなるものか?という疑問が拭い去れない。

とりあえず近所の自転車屋さんに偶然互換性のあるものが売ってたので取り付けて解決。¥350なり。

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カラーリングが左右非対称になってしまった

2はRタイヤがパンクしてた。これは修理かチューブ交換で対応する。Fタイヤは無事だった。とりあえず後回し。

 

3はハンドルポストとフォークの結合部分のボルトが緩んでいるのが原因だった。

10mmのHEXレンチで締めてサクッと修理完了。

 

いずれも直ぐに判断、対処できる内容だったが自転車に興味の無い人にはよくわからないらしい。とりあえず何か異常があれば乗らない方がいいよ。

 

続いて他のメンテもしてみよう。

まずは洗車。

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洗車1

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洗車2

洗剤を使って全体を洗い流す。

残念ながらこれまでも、そしてこの先もきっとこいつはこんな手入れをしてもらうことは無いのかもしれないな、などという考えがよぎったが黙っておく。

 

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こういうサビは目立つ

Rブレーキのバナナがサビサビだった。

 

次にバラしてみる。バラしたくなったので。

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サクッと分解

なんか全部ちっこいし、気になったので各部品を計量してみる。

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計量1

フレームは1.5kg。小さい。アルミ製。

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計量2

フォークは449g。小さい。

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計量3

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計量4

クランクは合わせて1086g。スチール製。152mmらしい。

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計量5

ハンドルポストは779g。アルミ製だが伸縮式なので見た目の割になかなか重い。

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計量6

ハンドルバーは194g、これはさすがに軽い。

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計量7

ブレーキレバーは左右あわせて184g

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計量8

グリップは左右合わせて159g

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計量9

Vブレーキは166g。これはRのみ計量したが、Fも大して変わらないだろう。

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計量10

BBは291g、スギノ製。

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計量11

スタンドは188g

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計量12

シートポストは339g

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計量13

サドルは541g(やぐら付)。これはさすがに重い。

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計量14

チェーンは246g

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計量15

ペダルは左右合わせて485g。生意気にも三ヶ島の折りたたみ式が奢られている。

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計量16

Fホイールは477g

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計量17

Rホイールは674g。前後共小さい割に重いな、というのが率直なところ。

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計量18

チューブは102g。KENDA製

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計量19

タイヤは240g。KENDA製14x1.75だった。

 

そんなこんなで分解まで終了。

あとはオーナーと相談してどんな風に仕上げるのか決めて組み立てる。

折りたたみ自転車改良2 タイヤ交換

やっと注文していたタイヤが届いたので交換する。

選んだのはこちら

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KENDA K1018 20x1.25

KENDA K1018 KRITERIUM 20x1.25 x2本

KENDA Japan HPでこの型番で調べると違う品物が表示されるので、日本国内では正規流通してないみたい。

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NEWタイヤ計量

232g/1本 と、なかなか軽量。

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OLDタイヤ軽量 F

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OLDタイヤ軽量 R

もともと履いていたタイヤは

F: KENDA 20x1.50 382g

R: Mitsuboshi 20x1.35 243g

だった。

前後とも軽量化になるが、後は11g程なのでほとんど変化はわからないかも。

チューブはどちらも20x1.50用だったがリムのバルブ穴が英/米用なのとパンク修理痕も無かったので、とりあえずこのまま使う。

後々更なる軽量化を求める場合はサイズに合ったものに変える。

 

それからせっかく外したホイールをメンテする。

とりあえず全体に汚れを拭き掃除して、ハブベアリングのメンテ。

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Fホイール ハブ

玉当たりがキツかったんだろう、前後共回転が重く、ゴリゴリだった。

分解すると残念ながら錆びが出ていた。

可能な限り綺麗にしてグリスアップして玉当たりをやや弱めて組み立て。

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参考までにFホイール 718g Rホイールは1kg超(スプロケ込)

で、車体に戻して完成。

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タイヤ交換後 全体図

試乗へ。

確かに動き出しが軽くなった。軽量化の効果だろう。

大した距離を乗ってないので断言はできないが、巡航が速くなったとか楽になったとかはさほど感じられなかった。

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前輪 ともかくフォークがイケてない

よって巡航速度はほとんど変わらず、最高速度がわずかに伸びた程度。

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後輪 やはり新品タイヤは気持ちが良い

あとは前後共幅が細くなり空気圧を高めたが、不快な振動が増えた印象はない。
やや華奢に感じるが実測でタイヤ幅は31.6mm程なので、極端に段差に気を遣うようなこともなかった。

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トレッドの溝は浅い

単純に劣化していたタイヤの交換という意味でも軽量化という意味でも充分に効果があったと思う。

 

使ったお金

前回まで ¥19837

今回 タイヤx2本 ¥2402

累計 ¥22239

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天気がイマイチだが桜の季節はいいもんだ。

素の状態より結構良くなったが、やはりポジションとギヤ比をなんとかしたくなる。

 

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価格:1,254円
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感想(0件)

クロスバイク改良3 試乗と所感

組み上がったFELT VERZASPEED50を試乗してみた。

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試乗1

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試乗2

まずはどんなもんかと、サドル低め、ハンドルバーはそのまんまの控えめポジションで乗ってみた。

 

率直に言って、遅い。

いくら車重12kgとはいえ700cのスポーツバイクってこんなに遅いの?って感じだった。

20インチの折りたたみの方が速いんじゃないかというほど。

 

これはイカン、ということでポジションを見直した。

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試乗3

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試乗4

サドルを上げ、ステムの向きを反転。

アップライトなポジションから軽く前傾気味のポジションへ。

 

良かった、結構まともに走るようになった。

とりあえず平地無風でだいたい23〜25km/hくらいは維持できる。

ほんの数秒だけど瞬間最高速は39km/hまで到達。

ポジションは大切。

 

それからタイヤの太さとちょっとしたブロックのおかげで走る路面を選ばない。

ガキの頃は一般的な軽快車で田舎道や砂利道、河原なんかもなーんも考えずに走り回ってたけど、このタイヤならそれ以上に無理が効く気がする。

やはりスポーツバイクならではの高めの空気圧が効いてるし、それでいてさほど不快な振動も覚えない。

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頼りになるタイヤ

そして予想外だったのだが標準装着と思われるTEKTROのブレーキがやたらよく効くこと。

シューは新品だがノーブランドの安物。それでもレバーをギュッと握ると簡単にロックする。

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TEKTRO RX1

しかしながら絶対的な重さとタイヤの抵抗のせいか速度維持が難しく、距離と時間は伸びない。

おまけに失敗だったかなと思ったのはワイドレシオのスプロケットのせいでギヤ比の微調整が効かないこと。

ちょっとだけ軽くしたいなーと思って1段下げると思ったより軽くなってしまい、脚をたくさん回すことになる。

スピードを上げたいときには1段上げると急に負担が大きくなって脚が回せなくなり、結果あまりスピードは伸びない。

これなら欲張って10速化なんかせず8速または7速のまましばらく運用してみても良かったかも。。。無念、経験値不足。

あとBBのせいかクランクのせいか回しても回しても力が逃げてる気がする。

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ブロックに刻まれたserfasの文字。かっこいいじゃん。

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細く弧を描く形状のVIBRATION REDUCING SEATSTAYS

良くも悪くもこれはフィットネスバイクという表現が合っていると思う。

車重もあるしスポーツバイクとしての限界は高くはなさそうだ。

 

満足できない自分は、自分で思ってたよりももっとスポーティな自転車を求めていたらしい。

 

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よく晴れた日の公園が似合う

とりあえず見た目は結構気に入ってるのでそこは満足。

 

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こんな未舗装路も意に介さず走れる

今のところ、思い通りだったところよりそうはいかなかったところの方が多く歯痒さを覚えている。

しかし今回がほとんど初めての自転車のカスタム?チューニング?なので素人らしく勉強と捉え、経験値を稼ごう。

(そもそもスポーツバイクがどうこうと言えるほど自転車乗りではない。)

 

もう少しポジションについて試行錯誤したり、他の改善点について考察しながら運用してみたいと思う。

クロスバイク改良2 選んだ部品を並べて組み立て

注文していた部品達が揃ったので組み立てていく。

 

悩まされたが実質的に一択だったリヤホイールはcycledesign製。

 

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cycledesignの補修用ホイール OLD:135mm

クロスバイクのリヤエンド幅135mmに使えるホイールというのがほとんど売ってない。

重量やデザインには目をつぶるしかなさそうだ。

メーカー公式情報では1255g。

情報が少なかったのでリムテープを別で買ってしまったが、装着済みだった。

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リムテープ、 QL付き

あと到着時点でハブの回転がやたら抵抗あってゴロつく感じだったので不安になって一度バラしてベアリングの状態を確認、組み直したらマトモになった。

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cycledesign made in Taiwan

さすがに新品なのでグリス等は綺麗だったが玉押しが必要以上に締め付けられていたんだろう。

台湾製。。。

 

タイヤは街乗りメインでちょっとした未舗装路くらいなら平気そう、それでいてお手頃な(欲張り) SERFAS VIDA HYBRID 700x32Cにした。

 

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SERFAS VIDA HYBRID 700x32C

タイヤはかなり多くの選択肢があるため迷ったが、決め手はこのSERFASがFELTと同じくカリフォルニアのメーカーだということ。

フレームとタイヤをホームタウンで統一。なんとなく気持ちいい。知らんがな。

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SERFAS タグ

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タイヤ計量

メーカーHP参考値475g、商品タグ488gのところ、実測480gだった。

 

チューブはTIOGAにした。

 

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チューブはTIOGA

このタイヤサイズでもっともコスパが良いであろう、且つ信頼性も高そうだったので。

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チューブ計量

重量はメーカーHPでは120gのところ実測125g。

 

そしてこれらを組み付ける。

かなり久しぶりにやったけどなんとかトラブルなくクリア。

念の為チューブは3本買っておいたけど1本は予備として保管。

 

そして他の部品を広げてみる。

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コンポーネント

なかなか壮観。

自転車を組むぞって感じがする。

 

あれこれ考えたがリヤは思い切って10速にした。

リヤホイールが無いということはつまりスプロケットも買わないといけないわけで、しかももともと付いてたシフターは7速用だったのでどうせならアップグレードしようと。

安くあげるには8速で済ませるという選択肢や、更に振り切って11速化もできるみたいだけどそれだとTiagraクラスのコンポになって車体に不釣り合いなのと何よりプライシー。

なのでその間を取った形になった。

 

リヤディレイラーシマノRD-M6000-SGS

 

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リヤディレイラー計量

リヤディレイラー単体で326g

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もともと付いてたRD計量

もともとのRD-M310は311g

新しいものよりコンパクトなので軽量なんだろう。

 

シフターはシマノSL-M6000

 

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シフター計量

シフター単体で150g

もともとのレバーはブレーキと一緒になってるデュアルコントロールタイプだったが、こっちの方が見た目がすっきりしてる。

 

カセットスプロケットはCS-HG50-10 11-36T

 

数ある10速のスプロケットの中からワイドレシオのこちらを選択。

いずれBBをホローテック化+フロントシングル化を企てているのでリヤの変速のみで柔軟に対応できるように、と。

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10速 カセット計量

CS単体で378g

ホイールに組み付けてみるとなかなか様になる。

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ホイールにカセット組み付け

チェーンはシマノCN-HG54 10s対応

 

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チェーンの向き指定

こちらは向きの指定があった。

この間のは間違ったかなと思ってたけど、この指定は無かったから結果的に間違ってなかったか。

 

それでは部品を組み付けていく。

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RDとか組み付けていく

ディレイラー、シフター、ホイール+タイヤ、ブレーキシューと順調にいって

一つトラブル発生。

いずれハンドルも交換かなということで、右のブレーキレバーをケチって買わなかった。

もともとのデュアルレバーをブレーキレバーとして使い、その横に今回買ったシフターを並べて付ければいいやと思ってたら、ハンドルバーの細くなってる範囲が足りなくて作戦失敗。

急遽折りたたみの方から借用することに。

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借りてきたBLと新しいシフター

それでブレーキの調整、ディレイラーの調整と初めてのことだったがなんとかできた。

ディレイラーの調整はネット上の諸先輩型の情報も結構見たが、最終的にはシマノのマニュアル通りにやるのが一番うまくいった。さすが世界のシマノ

 

シートポストを付ける前に、抜く時違和感のあった内側を見るとバリが立っていた。

これをペーパーがけしてならしておく。

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ペーパーがけ

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シートポストのキズの原因を潰す

そんなこんなでひとまず完成。

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完成図1

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完成図2

我が家へやってきた時には無惨な姿であったが息を吹き返したようだ。

とりあえず整備して乗ってみる、というよりはオーバーホールやレストアに近い風情となってしまったが。

車重はこの状態(ペダル、スタンド込み)で12kgであった。

やはり結構な重さになってしまった。

 

とりあえずここまでの費用をまとめてみる。

ベース車体 ¥6700

リヤホイール Cycledesign ¥9163

タイヤ SERFAS VIDA HYBRID 700x32C ¥2711 x2

チューブ TIOGA ¥673 x2

リヤディレイラー シマノRD-M6000-SGS ¥6314

シフター シマノSL-M6000 ¥2836

カセットスプロケット シマノCS-HG50-10 11-36T ¥3673

カセットのスペーサー t:1mm ¥280

チェーン シマノCN-HG54 ¥2162

ミッシングリンク KMC ¥985 (2組セットなので¥493として計算)

ブレーキシュー 2ペア ¥660

リムテープ シュワルベ ¥300 (要らなかったけど他に使う予定もないので)

 

合計 ¥39349

 

よ、4まんえん。

 

ベンチマークとして

GIANT ESCAPE R3 は11kg未満 5万円台

GIANT CROSTER は10kg未満 6万円台

GIOS MISTRAL は約11kg 5万円台

 

リヤ10速の優位性があるとはいえ

このへんのベストセラーモデルと比較するとやはり見劣りする感が否めない。

カスタムを楽しむことやそれによって得られる教訓や経験に価値があるので単純にコストと性能での比較はできないのだが。

 

そんなことばかり言っていてもしょうがないのでとりあえず乗ってみよう。